中小企業診断士が果たす役割

本日11月4日は、中小企業診断士の日。日頃の中小企業診断士としての知識や経験が、ブロックコーディネーターの職務に活かされているというお話しです。




 ブロックコーディネーターは、月の半分を大分県事業引継ぎ支援センターで過ごしますが、一部は残りの半分を中小企業診断士として独立した業務に携わっています。中小企業診断士とは、中小企業庁が所管する経営コンサルタントとして唯一の国家資格で、一説によると「合格には最低1,000時間の勉強が必要」とされていますが、士業につきものの「独占業務」がなく、収入の機会も少ないことから、費用対効果の悪いマイナー資格と一部では低評価です。しかし、事業承継支援の現場では、その知識とネットワークが役立っています。


 日頃は中小企業の経営相談に乗り、経営者の抱える悩みや課題を分析し、解決するための提案をするのが私の仕事です。当然、中小企業の状況に詳しくなります。公的な有資格者としてのネットワークから、国や自治体の施策情報を耳にする機会が多く、最適な支援プログラムを構想することも可能です。資格試験の範囲には、経済学・経済政策、財務・会計、経営法務などの科目があり、幅広い知識を(浅いながらも)有していることから、事業承継に必要な知識の「目次」は頭に入っています。税務や契約書の作成、相続など、専門的な助言はできませんが、どの専門家に依頼すればスムーズに承継が完了するかを考え、各専門家と連携しながら業務を進めていくことは、中小企業診断士の得意とするところです。


 また、承継の実務では、各分野の専門家が全力で支援するがゆえにバランスを欠くことも起こります。そんな時の「全体最適」は、企業の現状を把握する能力のある中小企業診断士が事業者の立場に立って調整力を発揮することでクリアされると自負しています。私たちは、常に経営者・後継者の利益が最大化し、地域に必要とされる事業が良い形で続いていくことを願って、支援業務に臨みます。


 大分県事業引継ぎ支援センター及び大分県事業承継ネットワーク事務局には多くの中小企業診断士がひっそりと所属しています。どうぞ安心してご相談下さい。きっと解決の糸口が見つかり、思い描いた承継実現に繋がります。


 写真は、当センターの懇親会(ビフォー・コロナ!)の様子です。

ここにも中小企業診断士が何人か隠れています。

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​令和元年度補正予算 プッシュ型事業承継支援高度化事業

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